宿の紹介(令和3年1月訪問)
世界の美食家、いんざん先生なのだ。
今日は、湯河原にある温泉旅館、万葉の里白雲荘をご紹介するのだ。
東京から、1時間半程度、小田原駅と熱海駅の近くにある湯河原の温泉宿なのだ。
ミシュランガイドに4年掲載された、内装が美しく、海外からも人気なのだ。
費用
最低価格 2名27,000円〜
オススメの使い方
・東京からふらっと温泉プチ旅行に
・箱根には正直もう飽きてしまった方に
・若いカップルや子供より、どちらかというと大人向け
・温泉好きなら楽しめること間違いなしなのだ
宿泊体験
部屋
全体的に角のない丸みを帯びたものが多い部屋で可愛らしいのだ。色も落ち着いていて、まとまりがあって、美しいのだ。
コーヒー、お茶がこんな感じなのだ。
窓からの景色はこんな感じなのだ。
洗面はこんな感じなのだ。右手にある巾着が可愛らしいのだ。
押入れの取っ手に和紙が貼ってあって、ちょっとした工夫に癒やされるのだ。
中には作務衣などが入っているのだ。
宿の内観
階段付近にある、立派な屏風なのだ。
貸切温泉
貸切温泉はAとBがあって、どちらも立派だったのだ。
待合があるのだ。
内湯はとても広くて贅沢なのだ。お湯の温度も熱すぎず、長湯できるほどでちょうどよいのだ。
外の温泉は、自然の中の露天という感じなのだ。美しいのだ。
夕食
いんざん先生は、少食なので今回は少食コースを注文したのだ。普通のコースより品数が少し少ないのだ。
箸置きは、寄木細工で可愛らしかったのだ。
スズナのガスパッチョ
冷静スープ。薬膳っぽい感じなのだ。見た目がお正月らしいのだ。
温泉宿でだいたい見かけることの多い背の高い壺。
木の湯呑が可愛らしいのだ。軽くて使い勝手も良さそうなのだ。
ふぐつみれ沢煮
器が立派なのだ。
中も美しくて、上品なのだ。薄味で、食感も楽しいのだ。細くもじゃっとしているのは大根と人参。
旬のお造り
カップに入っていてコロンとしていて可愛らしいのだ。
まぐろや雲丹など、どれも薬味豊富で、楽しいのだ。手前には炭塩。少量だけど、贅沢なのだ。
ブイヤベース
はまぐりやムール貝のブイヤベース。パプリカや金目鯛の彩りも美しいのだ。
魚介の旨味とパプリカの甘みが美味しいのだ。
和牛ロッシーニ
トリュフとフォアグラを使った牛フィレ肉のお料理をロッシーニというらしい。
珍味は、全然おいしく感じられない料理のときもあるけど、これはお肉とのバランスがちょうどよくて食べやすく、美味しくまとめられていたのだ。肉の脂も品があって美味しかったのだ。
周りの温野菜もおいしかったのだ。
口直しのマンゴーシャーベット
肉料理の胃袋を気遣っての口直し。さっぱりと軽めのお料理が続くので、胃も重たくなく、ずっと快適だったのだ。
数の子の酢の物
お正月らしく、酢の物なのだ。グレープフルーツのようなデザートのような見た目だけど、酢の物なのだ。この器は美術品みたいで美しいのだ。色が微妙に違う黄色を組み合わせてお花のようだったのだ。
つるりと食べやすく、おいしかったのだ。
漬物
茶漬け(確か鯵)
どんぶり一杯のたっぷり茶漬けが最後に登場なのだ。
味は三種類から選べて、鯵と雲丹茶漬けを選んだのだ。
肉厚の鯵がおいしかったのだ。
茶漬け
雲丹茶漬けの方はこんな感じ。赤だしも旨いのだ。
雲丹のほうが甘みがあって、個人的には好みだったけど、定番のお茶漬けの味としては、鯵の方が近かったのだ。具もたっぷりで、おいしくいただけたのだ。
紅茶
場所を変えて、かわいらしいカップで食後の紅茶をいただいたのだ。
最近、デザートだけ別の場所に移動していただくというスタイルの宿やレストランが多くて、気分も変わるし、一石二鳥な気持ちになれるし、とても楽しくていいシステムなのだ。
バタフライピーティ、デザート
バタフライピーティは、レモンを絞ると色が変わるという一時流行ったものなのだ。フルーツと小さなケーキ。彩りきれいなのだ。
朝食
朝食は、おせちっぽいめでたい朝食だったのだ。
大根と人参の紅白やじゃこなど、正月らしい色彩で嬉しいのだ。
右下のマスは、全てご飯のお供なんだけど、柴漬けや海苔がおいしかったのだ。
その上は、果物の柿が入った酢漬け。ハムと、かまぼこ、長芋なのだ。
窓際にあるのは、岩塩のランプなのだ。
焼き魚と、練り物を軽く炙っていただくのだ。
湯豆腐も、旅館の朝食という感じで美味しかったのだ。
お食事処
ちなみにお食事処はこんな感じ。モダンで、厳し目の雰囲気。黒を貴重としていて角が目立つ、きちっとした空間なのだ。
お食事処の組子細工が圧巻なのだ。
広々とした宿に、品のあるお食事、東京からのアクセスもよく、近場なのに気分転換ができる貴重な宿なのだ。温泉でゆっくりしたり、お部屋でのんびりする大人向けの宿なのだ。
子供が楽しい宿ではないと思うけど、とにかくゆっくり休まる癒やされる宿だったのだ。
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