064 四万/四万やまぐち館 渓谷に佇む信仰心の厚い温泉宿(旅館)

群馬

お店の紹介(令和2年10月訪問)

世界の美食家、いんざん先生なのだ。

今日は、群馬県四万温泉にある、温泉宿四万やまぐち館を紹介するのだ。

都心から大体2時間くらいの場所にある四万温泉は、自然が豊かで森が深くて、千と千尋の舞台となった積善館が有名な、文化に誇りを感じる街なのだ。

東京から少し遠いけど、すごく良い雰囲気の街なのだ。

この四万やまぐち館は、四万温泉の中でも大きい宿の一つで、温泉は3つ、貸切はたくさん、その他館内施設も充実している宿なのだ。

大人はもちろん、お年寄りから子供まで楽しめるようになっていて、宿の窓から見える川が美しいのだ。

オススメの使い方

・ご夫婦で

・カップルで

・友達同士も楽しいと思うのだ

・若年層から高齢の方まで

・ご家族で

・バリアフリーも安心

・素晴らしい温泉を味わいたい時に

・温泉に重視した宿を探している時に

・寺院・神社が好きな方に

費用

1泊2名 28,600円程(朝夕付)

宿泊体験

外観

駐車場は小さめで、おじさんたちがテキパキと案内してくれるのだ。

立派なちょうちんがお出迎えなのだ。

内観

入ると、大きいちりめんがドカンと。美しくて、可愛らしくて、迫力満点なのだ。

広めのロビーと、売店には群馬自慢の漬物がたくさん販売されているのだ。

廊下はこんな感じで、行灯や一つ一つの家具が雰囲気良く、心躍る空間に仕上がっているのだ。

女将の紙芝居などが行われる場所。この宿は全体的に祭感が強くて、景気が良いのだ。

いくつかお湯があるうちの一つ、薬師の湯。

祠(?)があるのだ。この宿は、神様がたくさんいるのだ。下部で紹介している温泉で、その様子がわかるので、ぜひ見てほしいのだ。

階を、丁目、としているのだ。建物の構造が複雑で、全体の把握が難しかったのだ。

月見台ラウンジは、休憩所で、ゆったりめの椅子がいくつか置いてあって、景色を眺めることができる待合場みたいなところなのだ。

お部屋

お部屋もとってもきれいなのだ。左手奥が、洗面所。

壁には鯉の掛け軸が、美しいのだ。

煮豆っぽかった、花かんろ。

食事

食前酒には、ゆずのお酒。量もちょうどよく、色んな演出が楽しかったのだ。

盛り合わせ。

塩辛、栗渋皮煮、チーズ豆腐、小袖寿司、春菊ひたし。

彩り美しく、ちょこっとが嬉しいのだ。チーズ豆腐は完全に酒のあて。

栗のおかずは、中に栗が入っていて、見た目が秋らしく美しかったのだ。

春菊の浸しも彩り綺麗で、嬉しいのだ。

すき焼き。

上にかかっているあみあみは、さっと溶けるのだ。

肉や魚がすごい量出てくる宿がたまにあるけど、ここは少しずつ出してくれるので、最後まで美味しくいただけるのだ。(いんざん先生は少食なのだ・・・)

ふわふわ卵。

火を付けると、こんな感じでふわふわに。茶碗蒸しのような、お出しの味がする卵なのだ。

お造り。海老の食べやすさとか、鮭が少し炙ってあったりとか、こういった工夫が嬉しいのだ。

鯛蕪ら。寒い季節にピッタリの鯛と蕪のお料理なのだ。

もちっとしたおまんじゅうが入っていたのだ。周りの白いのは、油揚げ。

鰤(ぶり)大根。

しっかり煮付けてあって、味がしみしみで美味しいのだ。ごぼうや大根も柔らかく、里芋もおいしいのだ。

里芋は、実みたいに切ってあって、手間暇がすごいのだ。

口直し。カリフラワームース仕立て。

こういった気遣いが嬉しいのだ。

赤だしのお椀が美しいのだ。

デザートは、フルーツジュレ。タピオカ、ザクロも入っているのだ。

朝食。

焼魚、冷奴、茶碗蒸し、がんもどき、ひじき煮など。

お風呂

この写真は、薬師の湯。神様が湯船から見えるのだ。

のぼせてくると、本当にこの世ではない気がしてくるのだ。

男湯にも女湯にもいるのだ。

1番名物のお湯には、露天の岩に、「南無妙法蓮華経」と彫ってあって、その迫力に圧倒されて近づけないのだ。

この宿は、神様がたくさんいて、すごく気持ちもしゃんとするし、こんなに信仰心の厚い宿は初めてだったけど、とても清らかな気持ちになれるのだ。

温泉がとても楽しくて、のぼせ注意なのだ。丁寧に造られていて、立地も素晴らしい。温泉やプールは子供だまし的なところも多いけど、ここは本気のお湯なのだ。

お客さんを、たくさん楽しませようとする工夫があちこちから感じられて、宿のスタッフさんも皆誇り高く働いていて、とても気持ちが良い宿だったのだ。

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