スピーチの舞台に上がりスポットライトを浴びる。
注目を受け、誰しもがカッコよく見えるハズなんですが、なぜかそうでもない人もいます。
カッコよくて舞台映えする人のことを「華がある」などと言いますが、「華がある」とはそもそもどういうことなのでしょうか?
舘ひろしさんと、とある豚から、華があるとはどういうことなのかを学んでみたいと思います。
天性の華を持つ男、舘ひろし!
「ひろし、無理に演技をしなくてもいい。お前には華があるから、素のままでいい」
俳優の渡哲也さんは舘ひろしさんにこう言ったそうです。渡哲也さんも十分華があると思いますが、その渡さんから見ても華のある存在が舘ひろしさんです。
確かに、私や猫ひろしさんよりも、舘ひろしさんの方が圧倒的に華があります。
「ヒロシです」のヒロシさんよりも、舘ひろしさんの方が華があります。
玉木宏さんと舘ひろしさんは……いい勝負だけど、舘ひろしさんかと!
華ってなんでしょうか。単純にカッコよさや渋さみたいなモノでしょうか? バイクに股がりショットガンをぶっ放せば、華が出てくるのでしょうか?「ダンディー○○」と名乗っていれば華が出てくるのでしょうか。でもダンディー坂野さんに華があるかと言われると……。
私たちは無意識に「華」の存在を感じているのですが、その正体はハッキリしません。舘ひろしさんは天賦の華がある男なのでしょうか。
いや、華が生まれながらに天から授けられるものだとしたら、私のようなブサイク組は一生救われません。なんとかなるハズだ!俺だってモテたいんだ!!
飛ばねぇ豚はただの豚だ。じゃあ、飛んでる豚は?
私のようにパッと見に難がある男は、カッコよく華がある男になれないのでしょうか。いや、どこかに救いがあるハズです。見た目アレでも華がある男がいるハズです。
私、探しましたよ。一生懸命探しましたよ。ブサイク村出身のイケメン。
そして遂に見つけました!
紅の豚の主人公、ポルコ・ロッソです!
ポルコ・ロッソは豚。ブサイクどころか人間でもありません。なのになぜか華があってカッコいい。女性にモテモテで子供にも大人気。うらやましい。
ポルコ・ロッソを真似したら、私でも華があってカッコよくなれるのではないでしょうか。
さっそく真似してみよう!
では早速、ポルコ・ロッソのカッコよくて華があると感じるところを真似してみたいと思います。
まずファッション
ポルコの普段着は、ベージュのトレンチコートにポルチーニ帽とサングラス。ダンディーですねぇ。
それでは真似してみましょう。
けっこうノリノリで自撮りしたんですけど、なんでしょう……
あと一歩足りないような。
きっと、ファッションだけじゃダメなんです!
きっと声と言葉が足りないんですね。なにかしゃべったら様になるハズです。
ポルコといえば、低く響いて通る声で、有名なセリフ「飛ばねぇ豚はただの豚だ」シビレますね。マダム・ジーナには「バカ!」と怒られましたが。
さっそく真似してみましょう!
・・・・・。
いやもう、残念すぎて言葉になりません。
ららら、ららら、言葉に出来ない……
その場限りで低い声でしゃべっても、すぐにメッキが剥がれてしまいます。
言葉にしても、「飛ばねぇ豚は~」はカーチスに撃墜された後に、再起を決意するセリフです。過去の文脈が絡んで、初めてカッコいいセリフになるのかもしれません。
ん、過去の文脈……!
そうか、そう言うことか!!
華とは生き様だ!
もしかすると、華があるとは、カッコよさとは、自分の生き様からあふれでてくるものではないでしょうか。
ポルコはイタリア空軍のエースパイロットとして、戦争を戦い抜きました。そして今でも、空賊や国家と戦い続けています。
その生き様や男気が、言葉の重みであり華となっているはずです。
私は、セールスマンとして人生を送ってきました。セールスマンの生き様を、いまこそ見せつけるときです。華とはこういうことか!?
いや~、まだまだセールスマンとしての修行が足りないようです。
いつの日か、ポルコ見たいににじみ出るカッコよさを身につけてやる!
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