スピーチの長さで判断するのはキケン
日本におけるミセスコンテストで最も歴史のある老舗「ミセス日本グランプリ」は、セミファイナルの時点で1分半、本選大会で2分のスピーチを課せられます。
これはコンテストスピーチの中では長い方ですが、通常どんなミス・ミセスコンテストにも必ずと言ってよいほどスピーチがあります。
そして、評価点のなかで最も重要度を示すものでもあります。
だからこそ、ミスコンテストやミセスコンテストで課せられるスピーチには、
相応の対策が必須です。
スピーチが15秒や30秒というコンテストもありますが、その場合、第一印象を最後まで覆すことができないという点で、短いからこそ相当綿密な準備が必要です。
間違っても「短いから何とかなる!」なんて絶対に思わないでください。
あ、15秒ね、短いから大したことないな! とか、名前言ったらおわりじゃないの⁉と思った人は、アウト‼
自分で自分を奈落の底へ突き落してしまいます。
その短い時間に紡ぐ言葉こそ、自分の想いを乗せて、練りに練った原稿と練習の積み重ねが必要になってくるのです。
ミスコンテスト、ミセスコンテスト対策の「CHANCE」では、
今までの人生を深堀りすることから生まれる強い想いや、
これからのビジョン、未来予想図などを描きながら
スピーチを添削して、心に残るスピーチを仕上げていきます。
耳障りの良い言葉を体裁よく整えただけのスピーチでは、人の心に響くことはなく、
審査員の印象に残ることもありません。
スピーチの仕方や魅せ方も、もちろん大切ですが、それは、納得のいくスピーチ原稿ができあがってからのこと。
ミスコンテスト、ミセスコンテストのスピーチ対策は、まずは、スピーチ原稿の添削から始まります。
おしゃべり上手でも想いが伝えられない人
コロナ禍で回数は減ったかもしれませんが、お友だちとランチやお茶をするとき、楽しいおしゃべりの中心になって話を盛り上げられる人がいます。
毎日の生活の中で人と話をすること自体なんなくこなせる人が、ではスピーチも上手かといえば、決してそうではありません。
言いたい想いはたくさんあってネタには困らない人が、伝わるスピーチ原稿が書けるかというと、それもまたそんなことはないのです。
では、どうしたら人の心に響く原稿を書けて、コンテストで勝ち抜くスピーチをすることができるのでしょうか。
失敗から学んだこと
私は前年度挑戦して、セミファイナルを突破できなかった原因を究明したうえで再挑戦をし、
翌年グランプリまで登りつめました。
一緒に受けて一足先に40代グランプリを獲ったベストフレンドの相談に乗りながら、
自分の失敗と比較して学んだことは前回のブログでお話しました。
私の失敗は、自分では最も得意と思っていた、まさかのスピーチだったのです。
なぜそんなことがわかるのかというと、再挑戦した際、スピーチ内容は前回から全て変更し、
最も力を入れ直したその結果がグランプリ獲得だったからです。
私は、フリーマガジンの編集部にいてライターです。文章を書くのは、人より得意なはず。なのになんで原稿ハズしたのよっ(滝汗)
ここから分析が始まりました。
昨年、一昨年に開催されたDVDを何度も繰り返し観て、私の失敗原稿と比較しながら決定的な違いに気づいたのです。
それは、
私の失敗スピーチ原稿には“エピソード”がない!!!
ライターなので、もちろん整った文章のスピーチ原稿は書けていました。
でも、みんなでボランティアをしたいとか、こんな自分になりたいとか、ただきれいごとを並べただけのスピーチをスラスラスラ~と話していただけだったのです。
今ならはっきりとわかります。
ただ耳障りのいいだけのスピーチでは、コンテストを勝ち抜くことはできないどころか、
まったく審査員の印象に残らないということを。
言葉は人の心を動かす武器になります
スピーチは、一にも二にも内容です。話し方や声の出し方、滑舌や姿勢なども、もちろん大切ですが、まずはスピーチ原稿をしっかり作っておかなければ、どうにもなりません。
人の心を動かすエピソードがあり、強い想いが伝わる内容のスピーチであれば、
聴衆は自然と聞き入ってくれるものです。
私は「言葉は武器」だと思っています。
この武器を使って人の心を揺り動かすスピーチを作り出していくのです。
言葉で自分の強い想が伝わった瞬間、その場の空気が動くのがわかるのです。
コロナ禍のコンテストに想うこと
世界中を震撼させたパンデミックが起こり、今だ続くコロナ禍のため、
様々なコンテストではドレス姿にマウスシールドをつけて舞台に上がることが増えました。
説明会やビューティキャンプ、レクチャー等、常にマスクをしています。
その姿では、目鼻立ちや顔の大きさがわかりにくく、ビジュアルの判断ができなくなってしまいます。
もはやコンテストは、顔立ちの良し悪しだけを競うものではなく、そこにいるだけで存在感を放つオーラと、そして「スピーチがすべて」だといっても過言ではないのです。
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