次世代の子供はニュータイプになるべきか?(第73回蔭山ゼミ)
受験のために記憶力がよくなる薬を飲むことは許されるのでしょうか?100%安全な筋肉増強剤を使ってスポーツで優勝すること、受精卵の遺伝子を操作して勉強ができる子供を生むこと、これらの行為は人々を幸せにするのでしょうか?
機動戦士ガンダムは、ニュータイプと呼ばれる特別な才能を有した次世代の子供が主人公のアニメでした。これまでは、ニュータイプは空想の存在にすぎなかったわけですが、人類はすでに、人工的にニュータイプを作り出せる環境を獲得してしまいました。人間の能力を限界以上に引き上げるエンハンスメントの技術は、遺伝子操作、薬物、サイバネティクスなど、多岐に渡る方法を私たちに提供してくれます。
果たして、私たちはこれらの技術とどう向き合うべきなのでしょうか?
子供を良い塾に入学させることと、子供の遺伝子を操作して成績が良くなるようにすることの差とは一体何で、それは許されことなのか?許されないとすれば、それはなぜなのか?そして、何よりニュータイプとして生まれた本人やその家族は、その結果を幸せと感じるのでしょうか?
マイケル・サンデルの議論を通して、エンハンスメントと私たちがどう向き合うべきか、議論を深めます。
【日時】11月12日(日)13-18時 終了後、懇親会。
【残席】4名
ご興味ありましたら、メッセージください。詳細が記載されている、非公開のグループにご招待させていただきます。
写真は、昨日のゼミのボーリング大会の様子。なぜか、無駄にカッコいい構図を追求する写真撮影会になりました。写真から受ける印象と撮影の現場は180度逆のお笑いノリです。12月はクリスマス会もあるよ。
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