他人の「いいね!」なんか気にせずに、自分の「いいね!」でさえ押せればいいんだって人って、めっちゃかっこいいですよね。
この、自分で自分に「いいね!」を押すという、自己肯定を、どうしたら手に入れられるのか。
それは、外部の「いいね!」を内面化・内部化する必要があります。
誰かさんから「いいね!」って言われるから最初は一生懸命勉強頑張っていました。
ところが、途中から誰かさんから「いいね!」って言われなくても、やって当然でしょう、俺ほどの人間だからという風に、外部の勝ち基準が内面化して、それが内部で駆動し始めるのを、外部評価の内部化といいます。
これが起こった時に、初めて人の目を気にせずに走っていくことができるようになる。
マザーテレサは、神の価値観の内部化に成功した
例えば、マザーテレサです。
アメリカは、ファンドレイジング系の寄付活動を派手にやる国なので、ビジネスゲームとか、社会貢献ゲーム(NPOとか)、寄付金集めのゲームとか、色々やっていました。
でも、そういうのを一切無視して、彼女はハンセン病患者のために、最後の家を作っていた訳ですが、これは完全に外部の評価の内部化に成功しています。
ここに顔を出してくるのは、彼女の場合は、キリスト教です。
人の意見ではなくて、神の価値観の内部化に成功したんですね。
神がこう言っている、と教会の外部評価ではなくて、神との直接の対話の中で、自分がどうあるか、ということを導きだしていったのが、マザーテレサです。
日本における外部評価
日本には、あんまりキリスト教の文化ないんです。
ただ、文化的に神程の強度はないかもしれないけど、日本人も文化的によしとされている外部評価があります。
例えば、「お天道様が見ている」みたいな恫喝されるような何かです。
特に大人になってくると、子供の頃教えられた倫理を手放しがちなんですが、意外にそいつに従順に生きてみると、物凄いパワーを貸してくれたりする。
何でかと言うと、社会環境は、ガンガン変わっていきます。
変わっていく中で評価を外部に求め続けるっていうのは、羅針盤がぐるぐる回っちゃうみたいな不安定があります。
そうじゃなくて、「社会がどうなろうと自分はこっちに進むのだ」ということが分かっていれば、ガンガンいけるんですね。
それで、突き抜けていったパワーは、社会を凄い突き動かしていくものに変わっていきます。
ということで、文化的に外部的評価されているものを内部化して、それに素直に生きることが、めっちゃ強いなと思います。
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