イギリス議会でのゼレンスキー大統領の演説(8th March 2022)全文翻訳

ウクライナ

イギリス議会でのゼレンスキー大統領の演説(8th March 2022)です。

世界的に歴史に残る名演説であったと高い評価を得ているため、全文を翻訳しました。 

「議長、国会議員の皆様、ご列席の皆様、私は英国のすべての人々と、大きな歴史を持つ国のすべての人々に話しかけています。私は一人の市民として、また夢を持ち、多大な努力をしている一国の大統領として、あなたに話しかけています。 

この13日間の戦争についてお話ししたいと思います。私たちが始めなかった、そして私たちが望んでいなかった戦争です。しかし、私たちはこの戦争を行わなければなりません。 

私たちは、祖国ウクライナを失いたくありません。それはナチスが始めた戦争によって、あなたがイギリスのために戦わねばならなかったのと同じように、みなさんが祖国を失いたくなかったのと同じように。 

この13日間の闘争。1日目の早朝4時、巡航ミサイルに襲われました。全員が目覚めました。市民、子供、ウクライナ全体が。以来、私たちは眠っていません。私たちは皆、国のために軍隊と共に戦ってきました。 

2日目、私たちは空爆と戦いました。そして、島の英雄的な軍人は、ロシア軍が武器を置くように要求したとき、戦おうとしていました。しかし、私たちは戦い続ける必要がありました。そして、そうしました。私たちは自分たちの力、侵略者に最後まで反対する人々の力を感じました。 

翌日、兵士は私たち共に戦い始めました。私たちの軍隊は、私たちが誰であるかを、私たちの市民が誰であり、誰がよく知っている人なのかを明らかにしました。 

4日目、私たちは人々を捕らえ始めました、彼らを拷問していません。この恐ろしい戦争の4日目でも人道的でした。 

5日目、絶え間ない砲撃が国中で行われ、恐怖が、子どもたちを、まちを、そして病院を襲いました。しかし、それは私たちを壊しませんでした。むしろ私たちに真実の感覚を与えました。 

6日目、ロシアのロケットはバビヤールに落下しました。それは、第二次世界大戦中にナチスが何千人もの人々を殺した場所です。そして、ロシア人が二度彼らを襲ってから80年後、教会でさえ砲撃によって破壊されています。 

8日目、ロシアの戦車が原子力発電所を攻撃するのを見ました。そして、これはすべての人々に対する恐怖であることを、誰もが理解しなければなりません。 

9日目に、私たちが望んでいない結果がくだされたNATOの会議がありました。そうです。私たちはそう感じました。そう感じたのです。残念ながら、同盟は常に適切に機能しておらず、飛行禁止区域を強制することはできないと感じました。 

10日目に、ウクライナ人は抗議し始め、自らの手で装甲車を止めていました。 

11日目、子どもたちや都市が攻撃を受け、病院もロケットと絶え間ない砲撃を受けていました。そして、その日、私たちはウクライナ人が英雄になったことに気づきました。まち全体が、子どもも大人も、です。 

12日目に、ロシア軍の損失は、将校を含む10,000人を超えました。このことは私たちに希望を与えました。その希望とは、法廷に立つ人々に、何らかの責任があるという希望です。 

13日目、ロシア軍に攻撃されたマリウポリ市で、子どもが殺されました。彼らは食べ物や水を一切許可せず、人々はパニックに陥り始めました。あそこには水がないということは誰もが聞いていると思います。 

13日以上も続くこの状況で、50人以上の子供たちが殺されました。離れることができたかもしれない子供たちです。しかし、彼らは子どもたちを連れ去りました。彼らはウクライナを容認しません。私たちはウクライナのためにこれを持つことを望んでおらず、大きくなることを望んでいませんでしたが、この戦争の日々で大きくなりました。 

私たちは、世界最大の国の1つ、世界最大の軍隊の1つと戦わなければならないにもかかわらず、人々を救っている国です。 

私たちはヘリコプターやロケットと戦わなければなりません。今の私たちへの問は、生きるべきか、死ぬべきか、です。これはシェイクスピアの問です。15日間、私たちは問われ続けてきたのかもしれません。 

今、私はあなたに明確に答えることができます。そうです、生きるべきです。そして、英国の人々がすでに聞いたことのある言葉を思い出していただきたいと思います。これもまた重要です。 

私たちはあきらめません。失うこともありません。 

私たちは最後まで戦います。海で、空で。どんな犠牲を払っても、私たちは自分たちの国土のために戦い続けます。森で、野原で、海岸で、通りで。 

私は一つ付け加えたいと思います。私たちは戦います、ネパールのような様々な川の土手で。 

私たちはあなたに、民主国家のみなさんに助けを求めています。この助けにありがたく思っています。そしてボリスさん、私はあなたにとても感謝しています。 

どうか、この国に対する制裁の圧力を高めてください。そして、どうかこの国をテロ国家として認識してください。どうか、ウクライナの空が安全であることを確かにしてください。どうか、あなたがしなければならないこと、あなたの国の偉大さは何によってもたらされているのかを、確かにしてください。 

何よりも、ウクライナとイギリスのために。」 

訳スピーチライター 蔭山洋介

※ 英語からの二次翻訳なので少し粗いかもしれません。日本語としての自然さを優先しています。 

Just a moment...

2022年2月24日、ロシアのウクライナに侵攻宣言直後の演説はこちら。 

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