コミュニケーションは、時代ごとに求められる姿が異なります。
昭和に求められたコミュ力は、先輩や同僚の空気を読んで、無難にやり過ごすことでした。
「男は黙ってサッポロビール」ように、器用に話すことはともめられませんでした。
飲み会で、「まずは、ビール」の世代です。
平成に入って、コミュニケーションに論理やわかりやすさが求められるようになりました。
「なぜ、あなたは今すぐこの3つに取り組まなければならないのか」など、プレゼンテーションに代表されるような論理的でわかりやすい説明の技術が重視されるようになります。
しかし今日、論理的でわかりやすい説明のコミュニケーションは限界を迎え、楽しさのコミュニケーションが重視されるようになりました。
詳しい理由は割愛しますが、ざっくり言えば、社会の情報量が増えすぎて論理で語ることが困難になってしまったからです。
楽しさのコミュニケーションとは、相手にとって魅力的な提案をして、行動を促す方法です。
「自家製のチャイ」はその一つの方法です。
あなたのやりたいことは、相手にとって「自家製のチャイ」になっているでしょうか?
『なぜ、あなたの話は響かないのか―信頼と価値の時代のコミュ力2.0』ディスカヴァー・トゥエンティワンより。
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